わが家の衣類乾燥機を分解したときの作業風景を、写真入りで紹介します。
機種は、東芝ED-60CWです。
メーカーやモデルが違うと構造も違うのかもしれませんが、同様に自分で分解掃除・修理をトライしたい方に参考になれば幸いです。
自分で分解することで、誤って故障を生じることがあります。
自己責任で作業してください。
家電を分解等する場合は、感電事故を避けるため、必ずコンセントを抜いて作業してください。
2か月前に行った作業なので、すこしうる覚えのところもあるかもしれません。
不正確なところがありましたら、すみません。ご指摘いただけると助かります。
ここで分解する衣類乾燥機 東芝ED-60CW は、以下の写真です。
わが家では、2015年3月に購入し、6年近く使用して来ているものです。
ここで行った限りの分解では、普通のプラスとマイナスのドライバーを使用しただけだと思います。
特殊な工具は、使用していません。
まずは、ヒーターが入っている前面を分解する作業風景です。
次の写真の蝶番のネジをドライバーで外すと、フロント・ドアは簡単に外れます。
フロントドアが外れると、次の左写真のような姿になります。
次に、フロント・ドアと本体の間の密閉を高める枠を外していきます。衣類を入れる窓の周りのクリームグレー色のプラスチックの部分です。
上下左右にあるネジをドライバーで外し、ドアロックのパーツ(真ん中写真)に気を付けながら外していきます。
ネジが外れれば、右の写真のように、外れます。
次に、本体前面のカバーを外します。
上2ヶ所、下3ヶ所のネジをドライバーで外します。
前面カバーを外すときは、内部の導線を引っ張らないように注意!
下辺は動かさず、上辺を手前に下げる感じでカバーを水平になるまで降ろし、次項で内部に設置されている電子基板を外すまでその位置で保持しながら作業します。(次の写真)
手伝ってくれる人がいたら、カバーを持っている人と、作業をする人で、2人で作業するとやりやすいです。
前の写真で、電子基板のカバー(白いプラスチックの部分)の右端にあるネジを外す。
次の写真のように、基板カバーが外れます。
まだ引っ張らないように!
導線の何本かは、ソケット式で簡単に外せるものもありました。私も外した覚えがあります。
次の「ドアセンサーを外す」のあとでも、前面パネルがどれか導線を引っ張るようなら、必要なソケットを外して進んでください
黄色い導線は、ドアセンサーユニットにつながっています。
ドアセンサーも、ドライバーでネジを外すことで、前面パネルから外すことができます。
ここまでの作業で、前面パネルから導線がすべて外れました。
電子基板とドアセンサーは、導線に力がかからないようにソーっと、ドラムのところに置くとよいでしょう。
私は残念ながら、電気回路を理解しようとかはしませんでしたので、その部分は何も理解できていません。悪しからず。
1個前の写真で、左の方にあるカバーは、6個くらいネジを外すと外れます。
中には、ヒーターと、ヒーターの下には排水溝があります。
わが家の排水溝は、水でぬれた埃でドロドロでした。
わが家の乾燥機では、6年間の綿埃が積もりに積もった姿でヒーターが現れました。
以下の真ん中の写真でペラっと外れてきているのは、埃です。本来ここにあるべき(フィルタとかの)パーツではありません。
1個前の右写真は、ヒーターのヒューズボックスを開けたところでもあります。
ここも、ネジ1個でカバーが外れ、固定のためのビニールテープに覆われたヒューズが出てきました。
背面の分解風景は、前面ほど頑張って写真を撮っていなかったので、写真が残っている限りで紹介します。
あまり詳しくは紹介できませんが、悪しからず。
背面のカバー(次の銀色のプレート)は、やはり数か所のネジを外し、カバーをスライドすることで外れます。
白いパーツは「ファン」と呼ばれる部品だと思います。開けた時は埃だらけの姿でした。
以下写真のファンは、内側を向いている面が手前に写っています。
外側にはファンベルトが付いていて、ネットにはファンベルトが切れたのを自分で交換して修理できた、という記事を結構たくさん見かけました。
そのくらい簡単な修理だったらよいですね!
衣類を入れるドラム部を本体から外したところが次の写真です。
上になっている側が、背面からアクセスするときに手前になっていた側です。
上面に写っている突起に、ファンは刺さっていました。
そして、ドラム自体が重い上に、ドラムとフレームの間のパーツに引っかかったりするので、ドラムを外すのは結構大変な作業でした。
ドラムを外したあとの本体中身は以下のようになっていました。
背面からも、排水口にはアクセスできます。(次の写真左)
いったんドラムを外してしまうと、ドラムベルトが外れてしまいます。
モーターの横の外壁に、窓があります。(写真中)
ドラムを戻したときにベルトを滑車に配置する作業はこの窓越しに行います。
写真右は、この作業を行っている様子を、窓越しに撮ったものです。
2個の白い滑車を支えているアームは動きます。
ドラムベルトを付ける際には、アームを窓の方に引っ張って来てベルトを架けたと思います。
そして、私の記憶が正しければ、右の写真が正しいベルトのかけ方だと思います。
(ドラムベルトのかけ方についての本段落の記述は、過信しないようお願いします。万が一間違っている可能性があるので、うまくいかない場合は、記述が間違っていることも疑ってください)
タイトルは「分解掃除」としたけれど、本当は修理が目的でした。
結局自分たちで直せなかったため、自分では分解掃除しただけ、という意味で、記事タイトルを「分解掃除」としました。
そして、最終的には、東芝さんに来てもらって修理をしてもらいました。
故障の内容は、庫内が熱くならないことでした。
本来は、途中で止めると庫内が熱々になっていたはずなのですが、故障していた間は、庫内がぬるい程度にしか温度が上がりません。
ただ、少しは加熱できているのは確かでしたから、ヒーターが完全にダメになっているわけでない感じでした。
最終的にはよく乾いて運転が終わるのだけれど、運転時間が本来より何倍も長くなっていました。
たぶん、正常な運転時間は1~2時間のところ、5~6時間くらいも運転を続ける感じになってました。
このような故障状況だったので、たぶん温度センサーの故障とかなんだろうと思ってました。
ちょうど購入店の5年ストア保証が切れていたので、自分たちで開けてみようと思ったわけです。
本当は、温度管理のユニットがどこにあるのかわかなかった(たぶんモーターのあたりにあるのかなと思ってました)ため、はじめ背面を開け、あとから前面をあけました。
自分で乾燥機を開けてみたという人は、ネットには何人もいたのですが、なかなか詳しい記述がない中、他社製品のしかも小さい写真であっても写真があるととても参考になったので、私も取った写真をアップしてみようと思いました。
なので、本記事がどなたかの参考になれば、大変うれしいです。
ただ、今回はヒーターがある場所は、下調べでわからなかったです。
結局自分で前後を分解してみてはじめて、ヒーターのありかを見つけました。
探していたヒーターが見つかった時には、すごくうれしく思いましたが、自分ではヒーターが悪いのか、センサー等の制御系が悪いのかわからずじまいで、東芝のサービスセンターに出張修理してもらいました。
保証期間が終わってからの出張修理は、出張して修理見積を出してもらうだけで、4000円ほどかかります。
見てもらったら、ヒーターを交換する必要があるとのことで、出張費を含め総額23000円ほどの修理でした。
以来、2か月毎日運転していますが、大変好調です。
庫内もしっかり温度が上がり、短時間で、しかもパリッと乾くようになりました。
本体の購入値段は6万円と7万円の間くらいだったので、このまましばらく使い続けられれば良いと思ってます。
衣類乾燥機を含め、家事が楽になるため方法3選という記事を書きました。よろしかったら合わせて読んでいただくと嬉しいです!