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【エスプレッソ豆の頂上決戦!!】イリーとラヴァッツァ、イタリア産の定番エスプレッソ豆2種を比較。

エスプレッソ豆の定番中の定番、イリー(Illy)とラヴァッツァ(Lavazza)ではどちらがおいしいのか!?

イリーとラヴァッツァ、どちらもイタリアの老舗エスプレッソ豆メーカーですが、そうした老舗の中でも、普及度と知名度で頭抜けている両雄です。

コーヒー好き、とくにエスプレッソが好きな人にとっては、気になる頂上対決の決着を着けてみたいと思います!!

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ブランドの紹介

イリー(Illy)

私はイリーと呼んでますが、イタリア読みだとイッリみたいです。本記事では、「イリー」の表記で統一します。

1933年創業、イタリアのトリエステに本社がある老舗です。 日本でも最近は、このロゴを見かけることが増えているのではないでしょうか。

 

残念ながら私が住んでいる茨城県にはまだないようですが、東京にはイリー・カフェが何軒か進出しているようです。

ラヴァッツァ(Lavazza)

英語だとラヴァーザと呼んでいるようですが、イタリア語で正しく読むとラヴァッツァのようです。

1895年設立の老舗、本社はトリノ。

ウィキペディアの日本語版がないのを見るに、イリーと違って日本展開はまだのようです。一方で、アメリカではイリーよりもはるかにメジャーなブランドです。コーヒーショップのチェーンを展開し、多くのスーパーマーケットでコーヒー豆を販売しています。

ラヴァッツァの売り文句には、「イタリア国内のコーヒーを飲む2000万世帯のうち、1600万世帯はラヴァッツァを選んでいる」というのがあるのだとか。

応援団の紹介 ―夫と私の好みの違い!?

私は、エスプレッソ豆の最高峰はイリーだと、ずっと思ってきました。

アメリカに住んでいたころ、イタリア人(イタリア系アメリカ人でなく、イタリア生まれ、念のため)の友人が何人かいたのですが、彼らは口をそろえて、イリーが一番おいしい、と言ってましたから。

この辺の事情は、モカエキスプレスの記事にも書きました。よろしかったら、ぜひ読んでいただけると嬉しいです!

【ビアレッティ直火式モカエキスプレス】使い方と、おすすめIlly(イリー)の粉。おうちカフェで極上のエスプレッソを手軽に。
エスプレッソ大好きだけど、おうちにマシンを置く場所ないしなぁ、なんて思ってませんか? 直火式ポットでエスプレッソが作れるモカエキスプレスは、安価で場所も取らないからおすすめ‼ 本場イタリアでは、一家に一台の必需品なのだとか。 この記事では、モカエキスプレスの使い方を写真入りで紹介します。

だから、今回ラヴァッツァについての英語版ウィキペディアに、「イタリア1600万世帯が選んだ」と書いてあるのを見て、「???」という気持ちです。

一方で、夫はやはりアメリカに住んでいたころ、近所のラヴァッツァ・カフェに何度も行ったことがあるそう。普段のコーヒーはスターバックス、もっと本格的エスプレッソといえば、ラヴァッツァだと思っている様子。

こういうわけなので、夫婦の好みの違いから、はからずも頂上対決の決闘という運びになったのでした。

比較する商品―各社の代表選手たち

イリーINTENSO 深煎り

私が深煎りが好みなので、イリーの中でももっとも人気のあるCLASSICO(赤い缶)ではなく、深煎りのINTENSO(茶色の缶)を比較します。

INTENSOは「濃厚」の意味でしょう。缶には”FULL-BODIED”(コクがある)とも書いてあります。

 

ラヴァッツァ CAFFE ESPRESSO

ラヴァッツァのほうは、エスプレッソ用のCAFFE ESPRESSO。

“INTENSE AND VELVETY”(濃厚で舌触りが良い)と書いてあります。

 

エスプレッソマシン―勝負の舞台

エスプレッソマシンは、デロンギ社のデディカEC680M。

 

誰でもクレマたっぷりのおいしいエスプレッソが淹れられるおすすめ機種です。最近、レビュー記事を書きましたので、読んでみていただけたらとても嬉しいです!

【デロンギ社のエスプレッソマシン、デディカEC680をレビュー】クレマたっぷりのおいしいエスプレッソをおうちで!
クレマがたっぷりの極上のエスプレッソを、おうちで手軽に楽しみたい方、必見‼ 使い勝手、便利さ、機体の美しさを多くの写真を交えて紹介します。

飲み比べの結果

第1回戦―エスプレッソを生で飲む

イリーは、しっかりした味わいがあるのに、飲み込んだ後に味がスッと引いて、飲んだ後にとても爽やかな感覚がします。

一方でラヴァッツァは、口に入れたとたんにとても濃い味が広がり、飲み込んだあとにも口の中にクドいくらいの後味が残ります。とてもやわらかくやさしい苦みで、心地よい。

ラヴァッツァのほうが苦みが強く、イリーのほうがほのかに酸味を感じさせる味です。(イリーも酸味が強いとかではないのですが、じっくり比べてみて初めてこのように感じました)。

どちらも素晴らしくおいしいのですが、完全に違った方向性の味です。

ただ、私は圧倒的にイリーだな。意外なことに、ラヴァッツァ派を自認していた夫も、エスプレッソで飲み比べるとイリーのほうが好みだったようです。

第2回戦―カフェラテで飲む

わが家は、私がエスプレッソ派、夫がカフェラテ派なのです。公平を期すために、ラテでも飲み比べてみました。

ラヴァッツァのクドいくらいな濃厚さがミルクと混じりあうと、圧倒的な存在感を示すので、断然ラヴァッツァで作ったカフェラテのほうが良いです。イリーはおとなしすぎるというか、平凡な味わいのラテに成り下がってしまいます。

ラテ合戦の勝敗は、夫と私で、議論の余地なくラヴァッツァの勝ちに一致しました。たぶん、ほとんどの人はこの結論を支持すると思います。

本記事を書いた経緯―本当はランキング記事を書きたい

どうでもいい脱線ですが、なぜこんな記事を書いているのか。

本当は、「エスプレッソ粉のベスト10」みたいなランキング記事を書きたいのです。

ネット上には、そうしたランキング記事がいくつもあって、人によって上位エントリーがバラバラ。私から見て正直に言うと、いやこの順番はないでしょう!?というものばかり。

ただ、よくよく読んでみると、書き手の主観―好みの国産ブランドとか、逆にイタリア産重視とか、値段重視とか―や個性が現れていて、とても面白いです。

いまのところ、わが家で試したことがあるコーヒー豆・粉はイリー、ラヴァッツァ、スターバックス、澤井珈琲、珈琲問屋、その他近所の焙煎屋さん何軒かくらい。それに、私自身が味覚に関する表現力がないので、ベスト10とかを一つ一つ批評して見せることはできないです。

というわけで今回は、手っ取り早いけれど面白みはたっぷりあると思った、頂上対決をやってみました!

いろいろ飲み比べて、そのうちランキング記事もやりますので、長い目で楽しみに待っててください!!

まとめ

  • イリーはイタリアで1932年創業の老舗コーヒー屋さん。日本で展開中。
  • ラヴァッツァはイタリアで1895年創業の老舗コーヒー屋さん。アメリカで人気。
  • イリーのINTENSOと、ラヴァッツァのCAFFE ESPRESSOを、飲み比べた。
  • まったく系統の異なる味わい。イリーはしっかりした味ながらスッキリした飲みごたえ。ラヴァッツァは濃厚なコクが口に残る。おうちでエスプレッソを作れる人は、ぜひ比べてみると楽しいです!
  • エスプレッソの味を比べると、わが家ではイリーが勝ち。
  • カフェラテにすると、圧倒的にラヴァッツァの勝ち。ラヴァッツァのクドいくらいな濃厚さがミルクと混ざったときに強い存在感を示すのがよい。たぶん、ほとんどの人が賛成してもらえそうに思います。

ぜひお試しを!!

というわけで、わが家ではうまい具合に一勝一敗の平和的結末となりました。エスプレッソ派の私は相変わらず圧倒的にイリーが好きですが、ときどきラヴァッツァも飲んで違いを楽しんでます。

とにかく、どちらもそれぞれの個性がある、素晴らしいエスプレッソ豆・粉なのは間違いありません。

ぜひお試しください!!

以下、楽天での価格ランキングへのリンクです。豆でなく挽いてある粉の製品です。値段は2020年9月での最安値です

送料が痛いところですが、4-5個のまとめ買いにすれば送料無料になるので、まとめ買いがおすすめです! 一旦カートに入れた後で注文数を変更すると、送料無料になります。

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ラヴァッツァ(897円+送料660円)

 

本記事では私の好みで深煎りのINTENDOを紹介しましたが、普通煎りのこちらのほうが人気があるのかもしれません。

Illy CLASSICO(1,080円+送料550円)

 

更新記録

2020年11月23日 illyとlavazzaを「イリー」、「ラヴァッツァ」に表記変更。結論を少し書き足した。
2020年10月10日 「エスプレッソなおうち」へ移転。
2020年9月27日 「lulutheblackcat’s blog」にて公開。

ルル・ザ・タキシード・キャット

家で使うものを購入するときにしたリサーチ。そこで得た知識を紹介しようと思い、ブログをはじめました。 ほかにも、よいもの、便利なものを紹介しながらブログを作っていきたいと思います。