食欲の秋。
今回は、ポトフが美味しくできる簡単レシピを紹介する。
また、我が家で大変気に入って大切に使っているストウブのココット鍋のことも紹介してみたい。

だいぶ涼しくなってきたが、これから寒い冬に向けては、暖かいポトフで体と味覚を労わりたい。
これから冬にかけてはニンジンとカブが美味しくなるし、春になると玉ねぎとキャベツが美味しくなる。野菜それぞれの旬を楽しむにも最適な料理だ。
そして、ことこと煮込んだ野菜のやさしく温かい滋味は、最高のご馳走だ。
といっても、時間をかけて煮込む以外は、作り方はごく簡単。
材料も調理も、大雑把でアバウトにやって大丈夫なので、料理が苦手な方も、ぜひお試しあれ。
鍋について
普通の鍋でもポトフは料理できるが、圧力鍋を使うと煮込む時間が短縮できる。
我が家では、フランスのストウブ社製ココット鍋を常用している。ホーロー鋳物なので重く、蓋の重みで鍋の内部に圧力がかかるため、煮込み料理に適している。
圧力鍋と違って爆発する心配がないのと、デザインの美しさが素晴らしい。

ポトフの簡単レシピ
材料
以下が、一人分材料。
- カブ 1個
- ニンジン 1本
- キャベツ 1/4玉
- 玉ねぎ 1/2個
- セロリ 1本
- ポロネギ (あれば)
- ソーセージ、豚肉、鶏肉のどれかを100gほど。
- 水 50mlほど
- コンソメ 3g
これを人数分用意するが、食材もコンソメも、好みで調整する。

作り方
1.野菜を剥く・切る
ニンジンとカブは皮をむく。
鍋に収まるようだったら野菜は丸のままでもよい。
そうでなければ、鍋に収まりやすいように、玉ねぎは半分に、キャベツは半分か4分割に切る。
2.肉を炒める
鍋底にサラダ油をしき、肉を炒める。
中まで火が通る必要はないが表面にすこし焦げ目をつけるとよい。

3.野菜を鍋に入れて煮込む
炒めた肉の上に野菜を入れる。

4.鍋底が焦げないように、100~200mlの水を入れる
5.野菜が柔らかくなるまで煮込む
我が家のココット鍋だと、20~30分ほど煮込むと、野菜が柔らかくなる。
煮込みの時間は鍋によるが、ニンジンに爪楊枝をさしてみて、中まで柔らかくなっていればよい。
6.味付けをする
コンソメを少量の水で溶き、鍋に投入。

好みで塩、胡椒を加えてもよい。
7.味が浸みるまで煮込む
だいたい5分くらい、さらに煮込むと、味が浸みこむ。
8.盛り付けて出来上がり
野菜を好みの大きさに切り、盛り付けて出来上がり。

ストウブのココット鍋のススメ
先にも言ったが、ストウブ社製のココット鍋は、爆発の危険がないけれども圧力鍋の用をする。
だから、煮込み料理が好きな方には、断然オススメである。
価格が2万円ほどと高価なので、我が家でも購入したときはだいぶ逡巡した。
けれども、煮込み料理が手軽にできるようになったこと、それによって料理の幅が広がったことを考えると、値段分の価値は十分にある。
シチューや牛肉の赤ワイン煮が、ごく手軽に作れるようになることを想像してみてもらいたい。
使用後に洗った後で、錆びないようにサラダ油を擦り込んでおくのが唯一のメンテナンスである。

いまどき調理器具に油を擦り込むなんて、他ではしたことがないが、思いのほか簡単な作業だから、あまり心配する必要はないと思う。
そして、ホーロー鋳物の美しい姿をもう一度眺めてみてほしい。

ホーロー鋳物なんか、ほかにもメーカーがあるんじゃないの、とお思いになるかもしれない。
たがストウブのココットは、唯一50年以上もの長きに亘ってミシュラン3つ星を堅持した、伝説のシェフ、ポール・ボキューズが愛用して止まなかった鍋でもある。
これが、家の食器棚に入っているだけで、キッチンの格が上がった気になる。
というわけで、もし煮込み料理がお好きなら、ストウブのココット鍋、ぜひともオススメする。
なお、ストウブ社ではもっと小さいココット鍋も生産しているが、容量がたっぷりある26㎝のものが使い勝手がよいと思います。
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更新記録
2020年10月24日 「エスプレッソなおうち」へ移転。
2019年10月1日 「lulutheblackcat’s blog」にて公開。
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