【家庭用全自動コーヒー焙煎機】LITHON RT-01(KLRT-001B)をレビュー:手軽に専門店並みの香り豊かなコーヒーをおうちで!

専門店並みの香り豊かなおいしいコーヒーを、しかも安価で手軽におうちで飲みたくありませんか?
コーヒーは、豆の鮮度が命です。自家焙煎すれば、自分で鮮度がコントロールできるので、専門店でバリスタさんが淹れてくれるくらいにおいしいコーヒーを、毎日おうちで淹れられるようになります。

そして実は、コーヒー豆は生豆で買うととても安いので、とてもおいしいコーヒーを飲みながら、倹約にもなるので、よいことずくめです‼

自家焙煎なんて、手間もかかって大変そう、と思われるかもしれませんね。
今回紹介するLITHONのコーヒーロースターRT-01は全自動。スイッチを押して20分くらい置いておけば、手間いらずで焙煎が完了します
日本のメーカー製なのも、安心なところです。

1年間使用してきたわが家の感想は、実店舗・通販を問わず専門店の焙煎豆であっても、 わが家でRT-01を使って自家焙煎したコーヒーより味が勝るコーヒーは、滅多にないくらい。大げさでなく、正直な感想です。

本記事では、家庭用全自動コーヒーロースター、LITHON RT-01の使い勝手、機能を紹介し、レビューします。

本記事を書いたのは2020年11月。
以来わが家では3年間の間、RT-01がなければ日常のコーヒー生活に支障がきたすくらい、とても重宝して使っています。間違いなくよい物だと思います。

しかし、残念ながらLITHON社では、本記事で紹介するコーヒーロースターの生産を終了してしまっています(参考:LITHON社ホームページ)。
現在、在庫として販売されている商品が、手に入れる最後のチャンスとなってしまっています。

LITHONでは本記事で紹介するRT-01(製品コード LKRT-001B)につづいて、後継機種RT-02(LKRT-002B)を開発し、販売していました。
RT-01で中煎りと深入りの2通りの煎り方が選択できたところに、RT-02では浅煎りが新選択肢として用意されました。
RT-01もRT-02も、どちらも生産終了となってしまっています。

(2023年11月追記)

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おいしいコーヒー豆の紹介
びっくりするくらいおいしいコーヒー豆ならブルーボトルコーヒーこちらに紹介記事も書きました。

ブルーボトルコーヒー

LITHON RT-01 のおすすめポイント

あまりお金を掛けずに、家庭で手軽にコーヒー豆を焙煎してみたい場合に、LITHON RT-01はうってつけです。

まずは、その理由を箇条書きにしてみます。

  1. 全自動であること。
    • 手動の焙煎機も売っていますが、焙煎する数十分の間、手で焙煎機を回転し続けるのは、かなり辛い作業です。
    • モーターが付いていて、煎り終わりだけ自分で止めるロースターもありますが、ずっと見ていて頃合いに手動で止めるのも、やっぱり大変だと思います。
    • RT-01なら、スイッチを押したら後は全部、機械にお任せ。
  2. 日本メーカーの製品であること。
    • 日本メーカーの製品というのは、それだけでとても安心です。
    • 最近ネットで安価な製品を買うと、外国製のバルク品(メーカー名が明記していない)で、初めから不良品だったり、そもそも設計ミスのまま製造しているような製品をつかんでしまうことがあります。
    • 今回も購入を検討している間に、購入寸前まで考えた商品が、写真をよくよく見てみたら日本のコンセントでなかったものもありました。(アダプタを付ければ使えるのでしょうが、電圧が合わない機器だと性能がでなかったり、壊れやすくなったりします。でも商品ページには一切注意書きはありませんでした。)
  3. 価格がリーゾナブルなこと
    • 2020年11月現在の価格が、2万円くらいから。次のバナーは、私が探した限りでの楽天での最安値です。

購入時に検討すべき商品の特徴―家庭で手軽にという前提

購入時に気になる商品のスペックですが、以下の点は検討してから注文するとよいです。

といっても、基本的に、大量焙煎でない家庭用であるということに注意して検討するべきということになると思います。

  1. 一回の焙煎量が40~60g。ドリップコーヒー1杯分の豆はだいたい10gくらいなので、4-6杯分。
    • 後でも書きますが、コーヒーが最もおいしいのは、焙煎後3-4日後。そのあとは、すこしずつ鮮度が落ちていくようです。
    • 頻繁に焙煎するのは面倒ですが、そのほうがおいしく楽しめるのも事実です。
  2. 一回の焙煎にかかる時間は、20分ちょっと。
    • 連続運転は避け、20分ほど機械を冷やしてから次の焙煎をしてください、とマニュアルには書いてあります。
  3. 煎り方の深さが、中煎りと深煎りの2通り。
    • スイッチでどちらかの煎り方を選ぶようになっており、煎り方を調整するようにはできていません。
    • しばらく使ってみた正直な感想は、もう1~2段階くらい煎りの深さ設定があってほしい感じもします。
    • ただ、私の使っている感じでは、焙煎はかなりデリケートな作業のようです。コーヒー豆を焙煎機から出した後も、豆に残った熱で焙煎が進みます。煎りの深さは、機械が止まってからすぐ豆を出すかどうかや、気温などにも左右されます。
    • そう思うと、煎りの深さ設定をもっと細かくしてくれても、煎り上がりはそんな簡単にはコントロールできないのでないかとも思います。

生豆の値段と、調達元について

生豆の調達元

わが家では、今回はじめて焙煎機を手に入れたので、コーヒーを生豆で購入したのも初めてでした。

生豆は、コーヒー豆を自家焙煎して販売している販売店でよく売っているのを見かけます。輸入食品店などでも売っていることもあります。

わが家の生豆第一号は、近所の輸入食品店で、1kgを2,500円くらいで購入しました。

その直後に比較のために、通販で評判がよさそうだったコーヒー生豆専門店 松屋珈琲でも3種類ほど購入してみました。松屋珈琲では、種類によって値段はそれぞれですが、1kgあたり1,000以内からの品ぞろえ。

私にはまだ、生豆の選び方は何もわからないのですが、この2店を比較するかぎりでは、松屋珈琲は圧倒的においしいです。味の違いは雲泥の差と言うべきものです。値段は松屋珈琲のほうが半分以下だったのですが。。。

とくに、松屋珈琲で購入したコロンビア・スプレモは、私がいままで飲んだことがある中で最もおいしいコーヒーの部類に入るといってよい、すばらしい味わいのコーヒーです。


生豆は、焙煎済みのコーヒー豆と比べて、ずっと安く済む

少し前にコーヒー1杯の単価の比較表について調査をし、記事を書きました。

そこで取り上げた、スーパーのコーヒー豆や、激安通販の豆でさえ、1㎏あたり1,200~1,500円くらいです。

先ほど紹介した松屋珈琲のコロンビアは、価格もスーパーの豆以上に安いのに、味のほうは最上級といっていいくらいものすごくおいしいです。(松屋珈琲で一番安い種類の豆は、2020年11月現在で1㎏あたり810円です。)

そのうちに別記事にまとめたいと思ってますが、生豆だと、優良な畑や農家に限定したスペシャルティコーヒーも、品ぞろえもよく、圧倒的に安く手に入ります。その意味でも自家焙煎は大きくコーヒーの世界が広がります。(2020年12月26日)

LITHONを買ったばかりの私は、コロンビア・コーヒーといえばスプレモと思ってました。
本節に書いたようにコロンビア・スプレモを自家焙煎して感動していました。いま思うと同じコロンビアでもグレードが高いコロンビア・ナリーニョはさらにおいしいです。(2020年12月26日)

使用の手順

全自動なので、使用の手順は非常に簡単です。

1.蓋を開けて、生豆を投入する。

推奨の豆の量は40~60g。付属の匙ですり切れ一杯がちょうど30gです。

2. 本体下部の電源ボタンを押して電源を入れる。

3.お好みで、深煎り(DARK)または中煎り(MEDIUM)のボタンを押すと、焙煎が始まる。

4.20分ほど待つと、自動で焙煎が完了します。

豆にフォーカスが行ってしまってます

5.機体上部に集まったチャフ(コーヒー豆の薄皮)を掃除する。チャフが溜まる上部円盤部は取り外せます。また、掃除のための刷毛が付属しています。

6.蓋を開け、焙煎された豆を取り出す。機体を逆さにして、焙煎した豆を保存容器に移すだけ。

運転中の様子

内部でモーターが回転しているため、運転中はずっと騒音がします。結構うるさいです。

もちろん、たくさんではないけれども出ます。

運転時間は、焙煎開始ボタンを押してから、20分ちょっとくらい。

1年間使っての絶大な満足感(2021年12月追記)

このコーヒー豆焙煎機を購入し、本記事を書いてから1年経ったいま、購入時以上に非常に満足しています
購入以来、わが家のコーヒーのレベルは、段違いに向上しました。

最近も、通販・実店舗を問わず、いろいろなコーヒー専門店で焙煎豆を購入してみていますが、わが家で自家焙煎しているコーヒーと比べて味が勝るコーヒーは、滅多にないくらいです。大げさでなく、正直な感想です。
わが家では特別高い生豆を購入しているわけでもなく、また自分でハンド・ピッキングは一切していなくて、です。

  • わが家で使用している生豆は、だいたい1kgあたり2000円くらいの値段帯のもの。
  • コーヒー専門店の焙煎豆の相場は、200gで1500円くらい。3~4倍の値段のコーヒー豆と比べてでも、わが家の自家焙煎の方がおいしいのは、びっくりですが、事実です。

自家焙煎の楽しさというだけでなく、味と節約の上でも、LITHONのRT-01や後継機RT-02は、絶対の自信を持ってお薦めします

1年間使っての唯一の困りごと(2021年12月追記)

わが家では、平均すると毎週2~3回ほど焙煎しています。
購入以来1年間ほど、このペースで使用してきました。

その間に1か所だけ、困ってたところがありました。
蓋の密封が悪くなってしまったことです。
そのため、焙煎中にチャフ(コーヒーの薄皮)が、舞うようになってしまいました。

対策として、次の写真のように台所の流しの中で、100均ショップで買ってきたプラスチックの板でチャフが止まるようにシールドをして焙煎しています。
これだけの工夫で、チャフは流し台の外にはほとんど飛ばないで済みます。

それ以外には、特に困ったことはなく、素晴らしいコーヒーライフを楽しませてもらっています。

煎りの深さについて

中煎りと深煎りの煎り具合について

以下の写真は、松屋珈琲のブラジル・サントス豆を、それぞれ中煎りと深煎りで焙煎したコーヒー豆の写真です。

焙煎機を購入したばかりのころには、私はこの中間くらいの煎り方が好みだと思っていました。
けれども、自家焙煎するようになっていつでも焙煎したばかりの鮮度が高いコーヒーを飲めるようになったことは、大きな変化でした。

焙煎機を購入してから半年たった現在(2021年5月)では、鮮度が高い豆は、浅めの煎りの方が豆の豊かな香りと味覚を殺さずに楽しめると思うようになりました。
本機の中煎り設定で煎った豆を、80℃くらいまで湯温を冷まして淹れることが多くなりました。

焙煎のデリケートさについて

コーヒーロースターを購入して初めて知ったのですが、コーヒー豆の焙煎はとてもデリケートな作業なようです。

ロースターの運転が終わった後も、コーヒー豆自身に残った熱によって焙煎が進みます。

ですので、運転後冷めるまでロースターを放置しておくのと、すぐにロースターから平皿に出して冷ますのとでは、焙煎の深さがかなり変わります。

上の写真は10月半ばの涼しい屋内で、運転後すぐに平皿に空けて冷ました場合です。

LITHON RT-01自在に焙煎の深さを調整する方法(2020年11月7日追記)

LITHON RT-01では、MEDI(中煎り)とDARK(深煎り)のどちらかを選んで焙煎する仕様です。

しかし、ユーザーのちょっとした工夫で、煎り方の深さを自在に調整できる方法を見つけました。

次の記事に詳しく書いたので、興味があったら是非読んでみていただけると嬉しいです。

ハンドピッキングについて

コーヒーの専門家や詳しい方のブログを見ると、焙煎の前後で品質の悪いコーヒー豆を一個一個選り分けるハンドピッキングのことが書いてあります。
良質の豆だけを使用することで、コーヒーの味が格段に美味しくなるというのです。

わが家では、本ロースター購入後半年がたち、以来毎日のコーヒーをほとんど、自家焙煎の豆で飲むようになりました。
自分では一切、ハンドピッキングは、全然してません。
生産地や販売店でピッキングしてくれた限りのものをそのまま飲んでいます。
自分でハンドピッキングをしないでも、コーヒーの味は、ロースター購入前と比べると想像できないくらいにおいしくなりました。

生豆購入で広がる世界と、自家焙煎のコスパについて

生豆の購入は、通販3店舗と近所の輸入品店1店の4か所で、15種類くらいのコーヒー豆を試してみました。
ハンドピックしないでも、どれもおいしく飲めました。

残念ながら近所の輸入品店の豆は通販と比べると、明らかに劣りました。
通販店は生豆専門店ばかりで、ホームページを見ていると店長さんのコーヒーに対する強い情熱が感じられる店ばかりです。
普通の輸入品店と品質に差がでるのは、仕方がないことかもしれません。
わが家でこれまでに試した通販3店については、次の記事で紹介しています。

生豆専門店で購入する場合、コーヒーのグレードが細かく分かれて売っているのも楽しみなところです。
同じ生産国の中でも、グレードが高い豆が生産される地域があり、豆によっては農園の名前が付いています。

たとえば、コロンビアのコーヒーはよく、「コロンビア・スプレモ」と書いて売っています。おいしいコーヒー豆です。
「スプレモ」は英語での”supreme(極上の)”の意味ですので、コロンビア国内での格付けで、高級豆です。
ところが、ナリーニョ地域やエメラルドマウンテンで穫れた豆は、さらに格上です。
これは、飲んでみると納得できると思います。
そして、個別の農園名で売っている豆がそれよりも格上なのかどうかは私にはわかならいのですが、少なくとも独自の個性を売りにしているわけです。(私は経験不足なので、まだコメントはできません。。。)
自家焙煎をすると、コーヒーの世界が、無限大に広がります‼

あまりこだわらなければ、生豆は1㎏あたり1000円以内からあります(2021年5月現在)。
コロンビア・スプレモやブラジル・サントスNo.2みたいな、国の格付けだけの豆がそうです。

コロンビア・ナリーニョや農園指定の豆でも、1㎏あたり1000円~2000円の間くらいで非常に多くの生豆が売っています。
そしてそういう豆を自家焙煎して飲んでいると、専門店並みにおいしいコーヒーが飲めていると思います。

わが家ではもともと、2kgあたり3000円ほどのコーヒー豆のうちでもおいしいものを通販で購入して飲んでいたのですが、そうした豆と比べると、豆代は変わらないけれど断然各段においしいコーヒーが飲めます。
生豆購入は、コスパ最強です‼

焙煎後の飲みごろについて

ロースターを購入してみて初めて知ったのですが、コーヒーは煎りたての豆だと、おいしく入りません。

焙煎直後は、お湯を注いだ時にガスが出すぎてしまうために、しっかり味が出ないのです。

だいたい焙煎3日目くらいが一番おいしく飲めると書いてある場合が多いようです。

実際、3日目くらいがピークというのは本当で、わが家でも、家に居ながらにして、専門店でバリスタさんが一派一杯丁寧に淹れてくれるような、香り高くておいしいコーヒーが飲めました。

ただ、なにしろ素人ですから、なにが違うのかわからないながら、毎回の淹れ方も一定しないのでしょう。同じ豆、同じ焙煎、焙煎後の期間も同じのつもりでも、びっくりするくらいおいしく入ることは、ロースター購入後2週間たった今までで、まだ3回しか起こっていません。

でもその3回に使った生豆は、スーパーのおいしくないコーヒー豆より安い豆なのです!

ロースターを購入する前には、(よほど高価なコーヒー豆を購入した時を除き)、これほどおいしいコーヒーが家で入ったことがなかったのを思うと、今回のロースター購入で、わが家のコーヒーの世界は一挙に広がりました!

いつでもバリスタ並みのコーヒーが入るためにはまだまだ修行が必要ですが、おうちカフェがますます楽しみになりました!

まとめ

全自動コーヒーロースター LITHON RT-01 をレビューしました。RT-01の特徴は、以下の通り。

  • 全自動なので、手間いらずでコーヒー豆を焙煎できる。
  • 日本のメーカーが製造元なので、安心。
  • 価格もリーゾナブル。
  • 1回の焙煎量は4~6杯分。
  • 1回の運転は20分くらい。
  • 煎り方は、中煎りと深煎りの2通りの設定で焙煎できる。
  • 使用方法、手入れの仕方も簡単。

コーヒーロースター RT-01 を所有することで楽しめる、生豆から自家焙煎することの魅力も紹介しました。

  • 生豆で購入すると、コーヒー豆がとても安価に手に入る。
  • 生産国の違いだけでなく、地域、農園まで指定したグレードが高く特徴豊かなコーヒーが、格安に楽しむことができる。
  • 必ずしもハンドピッキングをしないでも、素晴らしくおいしいコーヒーが家で飲めると思います。
  • 自家焙煎することで、コーヒーの鮮度を自分でコントロールできる。
  • コーヒーのおいしさは、焙煎後3日目くらいがピーク。
  • 上手に淹れると、バリスタが淹れてくれるレベルのコーヒーが、おうちで自分で淹れられます。

コーヒーの楽しさが、無限大に広がります!

【2020年11月7日追記】LITHON RT-01で、ユーザーのちょっとした工夫で自在に煎りの深さを調整する方法を見つけました。よろしかったら、次の記事も併わせて読んでいただけると嬉しいです。

おすすめ商品へのリンク

紹介したコーヒーロースターの楽天内、価格ランキングへのリンクです:


生豆については、わが家ではこれから研究です。が、わが家でびっくりするくらいおいしく飲めている松屋珈琲のコロンビア、リンクを貼っておきます。

送料別となってますが、松屋珈琲で(たぶん3,900円以上)まとめ買いすれば、送料は無料になります。


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