
専門店並みの香り豊かなおいしいコーヒーを、しかも安価で手軽におうちで飲みたくありませんか?
コーヒーは、豆の鮮度が命です。自家焙煎すれば、自分で鮮度がコントロールできるので、専門店でバリスタさんが淹れてくれるくらいにおいしいコーヒーを、おうちで淹れられるようになります。
そして実は、コーヒー豆は生豆で買うととても安いです。
自家焙煎なんて、手間もかかって大変そう、と思われるかもしれませんが、今回紹介するLITHONのコーヒーロースターRT-01は全自動。スイッチを押して20分くらい置いておけば、手間いらずで焙煎が完了します。
日本のメーカー製なのも、安心なところです。
本記事では、家庭用全自動コーヒーロースター、LITHON RT-01の使い勝手、機能を紹介し、レビューします。
LITHON RT-01 のおすすめポイント
あまりお金を掛けずに、家庭で手軽にコーヒー豆を焙煎してみたい場合に、LITHON RT-01はうってつけです。
まずは、その理由を箇条書きにしてみます。
- 全自動であること。
- 手動の焙煎機も売っていますが、焙煎する数十分の間、手で焙煎機を回転し続けるのは、かなり辛い作業です。
- モーターが付いていて、煎り終わりだけ自分で止めるロースターもありますが、ずっと見ていて頃合いに手動で止めるのも、やっぱり大変だと思います。ずっと見ていなくてはいけない。
- RT-01なら、スイッチを押したら後は全部、機械にお任せ。
- 日本メーカーの製品であること。
- 日本メーカーの製品というのは、それだけでとても安心です。
- 最近ネットで安価な製品を買うと、外国製のバルク品(メーカー名が明記していない)で、初めから不良品だったり、そもそも設計ミスのまま製造しているような製品をつかんでしまうことがあります。
- 今回も購入を検討している間に、購入寸前まで考えた商品が、写真をよくよく見てみたら日本のコンセントでなかったものもありました。(アダプタを付ければ使えるのでしょうが、電圧が合わない機器だと性能がでなかったり、壊れやすくなったりします。でも商品ページには一切注意書きはありませんでした。)
- 価格がリーゾナブルなこと
- 2020年11月現在の価格が、2万円くらいから。次のバナーは、私が探した限りでの楽天での最安値です。
購入時に検討すべき商品の特徴―家庭で手軽にという前提
購入時に気になる商品のスペックですが、以下の点は検討してから注文するとよいと思います。
といっても、基本的に、大量焙煎でない家庭用であるということに注意して検討するべきということになると思います。
- 一回の焙煎量が40~60g。ドリップコーヒー1杯分の豆はだいたい10gくらいなので、4-6杯分。
- 後でも書きますが、コーヒーが最もおいしいのは、焙煎後3-4日後。そのあとは、すこしずつ鮮度が落ちていくようです。
- 頻繁に焙煎するのは面倒ですが、そのほうがおいしく楽しめると思います。
- 一回の焙煎にかかる時間は、20分ちょっと。
- 連続運転は避け、20分ほど機械を冷やしてから次の焙煎をしてください、とマニュアルには書いてあります。
- 煎り方の深さが、中煎りと深煎りの2通り。
- スイッチでどちらかの煎り方を選ぶようになっており、煎り方を調整するようにはできていません。
- しばらく使ってみた正直な感想は、もう1~2段階くらい煎りの深さ設定があってほしい感じもします。
- ただ、私の使っている感じでは、焙煎はかなりデリケートな作業のようです。コーヒー豆を焙煎機から出した後も、豆に残った熱で焙煎が進みます。煎りの深さは、機械が止まってからすぐ豆を出すかどうかや、気温などにも左右されます。
- そう思うと、煎りの深さ設定をもっと細かくしてくれても、煎り上がりはそんな簡単にはコントロールできないのでないかとも思います。

生豆の値段と、調達元について
生豆の調達元
わが家では、今回はじめて焙煎機を手に入れたので、コーヒーを生豆で購入したのも初めてでした。
生豆は、コーヒー豆を自家焙煎して販売している販売店でよく売っているのを見かけます。輸入食品店などでも売っていることもあります。

わが家の生豆第一号は、近所の輸入食品店で、1kgを2,500円くらいで購入しました。
その直後に比較のために、通販で評判がよさそうだったコーヒー生豆専門店 松屋珈琲でも3種類ほど購入してみました。松屋珈琲では、種類によって値段はそれぞれですが、1kgあたり1,000以内からの品ぞろえ。
私にはまだ、生豆の選び方は何もわからないのですが、この2店を比較するかぎりでは、松屋珈琲は圧倒的においしいです。味の違いは雲泥の差と言うべきものです。値段は松屋珈琲のほうが半分以下だったのですが。。。
とくに、松屋珈琲で購入したコロンビア・スプレモは、私がいままで飲んだことがある中で最もおいしいコーヒーの部類に入るといってよい、すばらしい味わいのコーヒーです。
生豆は、焙煎済みのコーヒー豆と比べて、ずっと安く済む
少し前にコーヒー1杯の単価の比較表について調査をし、記事を書きました。
そこで取り上げた、スーパーのコーヒー豆や、激安通販の豆でさえ、1㎏あたり1,200~1,500円くらいです。
先ほど紹介した松屋珈琲のコロンビアは、価格もスーパーの豆以上に安いのに、味のほうは最上級といっていいくらいものすごくおいしいです。(松屋珈琲で一番安い種類の豆は、2020年11月現在で1㎏あたり810円です。)
そのうちに別記事にまとめたいと思ってますが、生豆だと、優良な畑や農家に限定したスペシャルティコーヒーも、品ぞろえもよく安く手に入るように思います。その意味でも自家焙煎は大きくコーヒーの世界が広がります。(2020年12月26日)
LITHONを買ったばかりの私は、コロンビア・コーヒーといえばスプレモと思ってましたし、本節に書いたようにコロンビア・スプレモを自家焙煎して感動していました。いま思うと同じコロンビアでもグレードが高いコロンビア・ナリーニョはさらにおいしいです。(2020年12月26日)
使用の手順
全自動なので、使用の手順は非常に簡単です。
1.蓋を開けて、生豆を投入する。
推奨の豆の量は40~60g。付属の匙ですり切れ一杯がちょうど30gです。

2. 本体下部の電源ボタンを押して電源を入れる。
3.お好みで、深煎り(DARK)または中煎り(MEDIUM)のボタンを押すと、焙煎が始まる。

4.20分ほど待つと、自動で焙煎が完了します。

5.機体上部に集まったチャフ(コーヒー豆の薄皮)を掃除する。チャフが溜まる上部円盤部は取り外せます。また、掃除のための刷毛が付属しています。

6.蓋を開け、焙煎された豆を取り出す。機体を逆さにして、焙煎した豆を保存容器に移すだけ。
運転中の様子
内部でモーターが回転しているため、運転中はずっと騒音がします。結構うるさいです。
もちろん、たくさんではないけれど煙も出ます。
運転時間は、焙煎開始ボタンを押してから、20分ちょっとくらい。
煎りの深さについて
中煎りと深煎りの煎り具合について
以下の写真は、松屋珈琲のブラジル・サントス豆を、それぞれ中煎りと深煎りで焙煎したコーヒー豆の写真です。
実は私には、この中間くらいの煎り方が好みな感じです。
中煎り 深煎り
焙煎のデリケートさについて
コーヒーロースターを購入して初めて知ったのですが、コーヒー豆の焙煎はとてもデリケートな作業なようです。
ロースターの運転が終わった後も、コーヒー豆自身に残った熱によって焙煎が進みます。
ですので、運転後冷めるまでロースターを放置しておくのと、すぐにロースターから平皿に出して冷ますのとでは、焙煎の深さがかなり変わります。
上の写真は10月半ばの涼しい屋内で、運転後すぐに平皿に空けて冷ました場合です。
今後、いろいろ試してみたいと思います。
LITHON RT-01自在に焙煎の深さを調整する方法(2020年11月7日追記)
LITHON RT-01では、MEDI(中煎り)とDARK(深煎り)のどちらかを選んで焙煎する仕様です。
しかし、ユーザーのちょっとした工夫で、煎り方の深さを自在に調整できる方法を見つけました。
次の記事に詳しく書いたので、興味があったら是非読んでみていただけると嬉しいです。
焙煎後の飲みごろについて
ロースターを購入してみて初めて知ったのですが、コーヒーは煎りたての豆だと、おいしく入りません。
焙煎直後は、お湯を注いだ時にガスが出すぎてしまうために、しっかり味が出ないのです。
だいたい焙煎3日目くらいが一番おいしく飲めると書いてある場合が多いようです。
実際、3日目くらいがピークというのは本当で、わが家でも、家に居ながらにして、専門店でバリスタさんが一派一杯丁寧に淹れてくれるような、香り高くておいしいコーヒーが飲めました。
ただ、なにしろ素人ですから、なにが違うのかわからないながら、毎回の淹れ方も一定しないのでしょう。同じ豆、同じ焙煎、焙煎後の期間も同じのつもりでも、びっくりするくらいおいしく入ることは、ロースター購入後2週間たった今までで、まだ3回しか起こっていません。
でもその3回に使った生豆は、スーパーのおいしくないコーヒー豆より安い豆なのです!
ロースターを購入する前には、(よほど高価なコーヒー豆を購入した時を除き)、これほどおいしいコーヒーが家で入ったことがなかったのを思うと、今回のロースター購入で、わが家のコーヒーの世界は一挙に広がりました!
いつでもバリスタ並みのコーヒーが入るためにはまだまだ修行が必要ですが、おうちカフェがますます楽しみになりました!
まとめ
全自動コーヒーロースター LITHON RT-01 をレビューしました。RT-01の特徴は、以下の通り。
- 全自動なので、手間いらずでコーヒー豆を焙煎できる。
- 日本のメーカーが製造元なので、安心。
- 価格もリーゾナブル。
- 1回の焙煎量は4~6杯分。
- 1回の運転は20分くらい。
- 煎り方は、中煎りと深煎りの2通りの設定で焙煎できる。
- 使用方法、手入れの仕方も簡単。
コーヒーロースター RT-01 を所有することで楽しめる、生豆から自家焙煎することの魅力も紹介しました。
生豆で購入すると、コーヒー豆がとても安価に手に入る。
自家焙煎することで、コーヒーの鮮度を自分でコントロールできる。
コーヒーのおいしさは、焙煎後3日目くらいがピーク。
上手に淹れると、バリスタが淹れてくれるレベルのコーヒーが、おうちで自分で淹れられます。
コーヒーの楽しさが、無限大に広がります!
【2020年11月7日追記】LITHON RT-01で、ユーザーのちょっとした工夫で自在に煎りの深さを調整する方法を見つけました。よろしかったら、次の記事も併わせて読んでいただけると嬉しいです。
おすすめ商品へのリンク
紹介したコーヒーロースターの楽天内、価格ランキングへのリンクです:
生豆については、わが家ではこれから研究です。が、わが家でびっくりするくらいおいしく飲めている松屋珈琲のコロンビア、リンクを貼っておきます。
送料別となってますが、松屋珈琲で(たぶん3,900円以上)まとめ買いすれば、送料は無料になります。
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