デロンギ社の歴史とエスプレッソマシン製造のこと―老舗ではないけれど30年の経験を生かした多彩な機種を提供する業界のトップランナー。

エスプレッソマシンの購入を検討したとき思ったのですが、デロンギ社のマシンは大変評判がよいようです。

ひょっとしてデロンギは、エスプレッソマシン製造の老舗なの?と思って調べてみました。こんな大企業の歴史もよくまとまっているウェブページは見当たらず、ウィキペディアや企業ホームページを拾い読んでまとめました。

結論から言うと、1990年にエスプレッソマシン製造に参入だから、老舗というほどではないです。が、エスプレッソが世界に広がっていく時期に参入し、多くの機種を手掛け、エスプレッソマシンのトップランナーになっているというのが実情のようです。

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デロンギ社について調べてみたきっかけ

ごく最近、デロンギ社のエスプレッソマシン デディカEC680Mを購入しました。クレマたっぷりのとてもおいしいエスプレッソが簡単に淹れられるだけでなく、マシンの外見もスタイリッシュでとても気に入りました。本体価格が手ごろな割に、すばらしいパフォーマンスのマシンです!

 

デディカを使っての感想とレビューは、前回の記事にまとめたので、読んでいただけたらとてもうれしいです。

購入したデディカにしろ、ほかの機種にせよ、デロンギ社のエスプレッソマシンの評判は非常によいです。ネットで、家庭用エスプレッソマシンのランキングサイトを探すと、たいていのサイトでランクイン機種の半分かそれ以上がデロンギ社製です。

デロンギ社はエスプレッソの本場、イタリアが本拠地。無知な私は、ひょっとして、エスプレッソマシン製造の老舗なのかな?と思ったのが調べたキッカケです。

デロンギ社とはどんな企業?

デロンギ社はオイルヒーターやコーヒーメーカーを製作しているイタリアの家電メーカー。日本支社もあり、名前に馴染みのある企業です。

オーブンでピザを焼くときに敷くと生地がおいしくなるピザストーンを発明した会社でもあります。しょっちゅう自家製ピザを焼くわが家では、ピザストーン購入と同時に急に馴染みを感じるようになった会社でもあります。

デロンギ社の長い草創期

いまは大企業のデロンギ。その草創期についてウィキペディアには、「1902年に交換部品を作る小工場として創立し、1950年に会社は電気機器の製造をはじめた。」とあります。ちなみに「小工場」はすこし意訳が過ぎる気がします。英語では workshop となっていて、普通はもっと小規模な工房・作業場くらいのイメージだと思います。
その後、1970年代前半まで具体的に何を作っていたのかは、なかなか明らかに書いてある文献が見つかりません。70年の長きにわたり、細々と経営を続けた後で、大企業への発展がはじまった感じかもしれませんね。

「デロンギグループ」の「歴史」のページを見ると、企業の原点は1974年、オイルヒーターがはじめての製品であった、となっています。やはりこのあたりが、大企業として羽ばたく転換点だったのでしょうか。

コーヒーメーカー製造者としてのデロンギ

デロンギはコーヒーメーカーの製造会社として有名です。

デロンギ・ジャパンのホームページを見ると、ドリップ式コーヒーメーカー4種、デディカEC680を含め全自動でないエスプレッソマシンが5種、豆を挽く動作も含めた全自動コーヒーメーカーが10種ほど、さらに豆挽き機や周辺機器が数多くラインナップされています。

デザインが素晴らしく美しい機種も多いので、オンラインショップを眺めているだけで、かなり楽しめます:

コーヒーメーカーのラインナップも豊富だし、先にも述べたように、エスプレッソマシンの評判も良いです。

デロンギのエスプレッソマシン製造者としての歴史

繰り返しになりますが、デロンギ社はエスプレッソマシンの豊富なラインナップも評判が良いようです。本場イタリアのメーカーだし、ひょっとして老舗なの?と思ったのが、今回デロンギのことを調べたきっかけです。

結論は、ぜんぜん老舗ではないです。

デロンギがエスプレッソメーカーに参入したのは、1990年であったと、デロンギのホームページにはっきり書いてあります。

www.delonghi.com

高圧でコーヒーを抽出するエスプレッソ製法は、1901年にイタリアで発明され、1906年にミラノ万博で紹介されて以来イタリアで広まったそうです。

1961年には、現代的な電動エスプレッソマシーンが登場していたというから、1990年に初めてのエスプレッソマシンを開発していたデロンギはむしろ、かなり最近の参入ということになります。

別の記事に書いたことがあるのですが、イタリア以外の世界にエスプレッソという文化を広めたのは、スターバックスのようです。スターバックスが評判になり全米に広まったのは1980年代の末頃。

デロンギのエスプレッソ参入は、ちょうどそのころのことだったというわけです。

だから、エスプレッソの歴史とともに歩んできた老舗とはいえないけれど、エスプレッソが世界の市場に広まった時期から参入し、トップメーカーに上り詰めた企業ということになります。

とはいえ、デロンギがエスプレッソマシンを作ってきた歴史はすでに30年。製造の経験やノウハウがたくさんあっての評判のよさなのでしょうね。

まとめ

  • デロンギは、オイルヒーターやコーヒーメーカーを手掛けるイタリアの家電メーカー。
  • 1902年の創業。1974年のオイルヒーター製造くらいから大企業への道を歩み始めた。
  • エスプレッソマシン参入は1990年。ちょうどスターバックスが全米にエスプレッソドリンクを広めていた時期に重なります。
  • デロンギのエスプレッソマシン製造もすでに30年の歴史。多くの機種を世に出し、エスプレッソマシンのトップランナーに上り詰めたといったところでしょうか。

あとがき

デロンギの宣伝みたいな記事を書いてみました。ついでに、以下のバナーは、デロンギのオンラインショップへのリンクです。

さすがはイタリアの会社だけあって、エスプレッソマシンのラインナップ、惚れ惚れする見た目の機種もあり、見ているだけで楽しくなってしまいます。

更新記録
2020年10月10日 「エスプレッソなおうち」へ移転。
2020年9月25日 「lulutheblackcat’s blog」にて公開。

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