アマゾン・プライムで見る投資・金融映画4選

MediamodifierによるPixabayからの画像

最近、投資の本を読んで勉強しているなのか、投資や金融に関する映画が、ものすごく面白く見ることができるようになりました。

投資の勉強をしている方は、金融映画、ぜひ見ると面白いと思います。

本記事では、アマゾン・プライムのプライム会員特典で見ることができる金融映画を4本、紹介します。

とくに面白かった映画に関しては、紹介というより結構詳しくレビューしてしまってますが、一応ネタバレはないように書いたつもりです。

投資の勉強をすると、投資・金融映画が何倍もおもしろくなる

最近、ベンジャミン・グレアム「賢明なる投資家」やハワード・マークス「投資で一番大切な20の教え」を読み、レビュー記事を書きました。本記事の最後に、関連記事一覧を付けますので、ぜひ読んでいただけるとうれしいです。

そんな風に投資の勉強をしているので、勉強する前に見た時と比べて、投資や金融の映画を、強い興味を持って見ることができるようになりました。

後味が悪い映画になりがちだし、もちろん好き嫌いもあるでしょう。

それでも、投資を勉強している方はきっと、一定のおもしろさは感じることができると思いますので、こうした映画はおすすめです。

最近、アマゾン・プライムで見た、プライム特典で見ることができる投資・金融映画を4本紹介します。

私の個人的感想に基づいて、差がつくようにおすすめ度を付けてみました。

もっと大きな視点で物が理解できる人は、全く違った好みになると思います。見識が浅い者の独断なのを承知で参考にしてください。

「マネーショート 華麗なる大逆転」―リーマンショックをさまざまな視点から理解できる力作

おすすめ度―★★★★★

リーマン・ブラザーズが入居していたタイムズ・スクエア(Art BromageによるPixabayからの画像)

その後のリーマン・ショックにつながっていくサブプライム住宅ローン破綻を扱った映画。

投資をテーマに製作された映画のなかでも、とくに見ごたえがある一本です。

アダム・マッケイ監督。クリスチャン・ベール、ライアン・ゴスリング、スティーブ・ガレル、ブラット・ピット出演。2015年公開。

投資・金融界がいろいろな視点で語られる

全米が住宅ブームに沸く中、サブプライム破綻を予見し、逆張りに賭けた3者のファンドや投資家チームたちの、三者三様の不安と焦燥を描く力作。

主要登場人物は、実在の人物をモデルに作られているとのこと。

投資に興味がある人には、絶対におすすめです。

  • 住宅ローン破綻を確信し、顧客の反対を押し切って大金を逆張りするファンドマネージャー、マイケル・バーリ。自分の判断だけを信じ、サブプライム破綻までの2年の間、重圧と闘い続ける孤独な姿は、投資の勝者とはこれだけ厳しいものなのかと思い知らされます。
  • ウォール街の巨大金融機関は、こぞって低所得者向けの住宅ローンを複雑怪奇な商品(CDO,債務担保債権)に作り上げ、格付け機関もグルになってこの危険な金融商品を一般投資家に売りさばく。正義感の強いマネージャー率いるファンドも、金融界に鉄槌を下すべく逆張りに乗り出す。
  • 一攫千金を目指して逆張りに乗り出す個人投資家のチーム。彼らも、近づいた勝利を無邪気に喜ぶことができなくなっていく。

私たち一般庶民からみると、どれも大金持ちだけれど、彼らもウォール街の巨大金融機関の前にはあまりにも無力で、そんな姿に共感しながら見ることができます。

なにより3者の視点の違いから、金融のいろいろな側面が見えるのがとても勉強になります。

実在のファンド・マネージャー、マイケル・バーリ

クリスチャン・ベールが怪演したマイケル・バーリは、実在の人物だそうです。

映画に出て来る彼の孤独な姿が、ハワード・マークス著「投資で一番大切な20の教え」に、成功する投資は居心地が悪いものであるべき、と書いてあったことに重なります。

2020年年末ごろにバーリは、テスラ株を空売りをしているそうです。テスラ株価がバブルになっているとのことで、とても気になるコメントです。

映画の原題「ザ・ビッグ・ショート(the Big Short)」

邦題は「マネー・ショート」で、英語の意味としては、”お金が足りない”ということだと思います。この場合の「ショート」は、足りないと解釈するのが普通だと思います。

一方で、原題は「ザ・ビッグ・ショート(The Big Short)」です。

投資では、「ショート・ポジション(short position)」は、「空売り」のことです。だから、製作者たちの意図としては、”大規模な空売り”ということだったのだと思います。

邦題、「ビッグ・ショート」のままではだめだったのかな、と思ったりしました。

「リーマン・ブラザーズ 最後の4日間」

Alessandro D’AndreaによるPixabayからの画像

おすすめ度―★★★☆☆

リーマンブラザーズが破綻する直前の数日間の米金融界の動きを描いたBBC製作のテレビ映画。

クレイグ・ワーナー監督。ジェームズ・クロムウェル、コーリイ・ジョンソン、ローラ・ブルック出演。2009年公開。

リーマンブラザーズ救済を賭けた、ヘンリー・ポールソン財務長官をはじめ、J.P.モルガン、バンク・オブ・アメリカ、メリル・リンチなど巨大金融資本首脳部の動き。それらを受けての、リーマンブラザーズのCEOリチャード・ファルドの焦燥が描かれています。

リーマンブラザーズが破綻する前に、こうした交渉がなされていたことを知らなかったので、新鮮な気持ちで見ることができました。

会社の存続の危機に、夜通し不安と焦燥に苛まれるリーマンCEOの様子が印象的です。

「マージン・コール」

おすすめ度―★★★☆☆

やはりリーマンショックの時代背景をモデルに作られたフィクション映画。

J.C.チャンダー監督。ケビン・スペイシー、ジェレミー・アイアンズ、ザカリー・クイント、ポール・ベタニー、デミ・ムーア出演。2011年公開。

ウォール街の投資銀行にて、大量に保有するサブプライム商品が暴落の危機にあることに、新任社員が気づく。

社員たちが解雇に恐れおののき、中堅社員同士も手柄を取り合いけん制しあう中、対応が検討される。

タイムリミットが刻々と迫る中、人間臭い議論や駆け引きが夜通し続く。

金融界の人間臭さ、跳梁跋扈な様子がとても印象的です。

「ハゲタカ」―日本の経済構造、中国の台頭と脅威を描き、見ごたえがある作品

おすすめ度―★★★★☆

日本の製造業を代表する自動車会社が、中国共産党の息がかかったファンドに乗っ取られる危機が発生。

自動車会社は国内ファンドに協力を要請し、この動きに対抗する。

中国国家の潤沢な資金をバックにした買収に、日本企業は対抗できるのか。

大友啓史 監督。大森南朋、玉山鉄二、遠藤憲一、柴田恭兵 出演。2009年公開。

Toby ParsonsによるPixabayからの画像

金融業界が製造業を支配する構造、派遣労働者の待遇、株主至上主義のグローバリズムに飲み込まれる大企業の経営者、生き馬の目を抜くファンド経営者の生き方、中国の台頭、企業の買収における駆け引きの汚さ。

いろいろな問題が出て来て、面白く見ることができる金融映画だと思います。

この映画も、リーマン・ショックの前後を背景にしている映画です。

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